エクイティスワップの取引を行う市場はない

エクイティスワップの取引は、株式取引であるエクイティの収益と金利の収益などを交換して行う取引になります。

このエクイティスワップの取引においては、相対取引で行われることが一般的であり、取引所などでこうしたエクイティスワップの取引を行う市場はないために、店頭において証券会社と一対一で条件の交渉などを行うことになりますが、この事によりその取引の条件については、細かな設定を行う事も可能となっています。

こうしたエクイティスワップ取引では、投資家や企業などが証券会社と相対取引を行う金融商品でありながら、その取引は広がりを見せており、デリバティブ取引の中では、オプション取引や先物取引などと比べると、ほとんど名前も聞いたことがないというほどのマイナーな存在ではありながら、少しずつをの取り扱いを増やしています。

特にアメリカなどでは、こうしたエクイティスワップ取引は1990年代ごろから、急速にその取り扱いを増やすようになり、そうした取引の流通という意味の市場性で言えば、エクイティスワップの海外での市場は、どんどんと増えていっている状態にある取引であり、日本でのエクイティスワップ市場は残念ながら、まだ充分な店頭取引が行われているという状態にはまだ及ばないものの、近年ではその取引を少しずつ増やしているものとなります。

エクイティスワップ取引が受け入れられ始めている背景としては、近年のネット株取引の発展もその大きな要素の一つであるとされています。
インターネットを使い、ネット証券会社を利用して行われるネット株取引が大きな人気を集めていることにより、これまで株式投資を行ったことがないという初心者の投資家も多く株式市場に参加し、そして実際に株式取引に触れる機会が増えてきました。

こうした株式投資に触れる機会が多くなった状況において、この株式取引でのリスクから逃れ、これを回避するための一つとして、エクイティスワップの取引が用いられたり、また株式を直接売買取引することなく、その株取引によって発生する収益などを得る事が可能となるのです。

また、企業などにおいても自社の株を持つ人が多く、これをもってして企業の業績を上げる手段としている企業も大変に増えてきました。
このような部分において、自分の資金を自社の株銘柄に換えて保持している場合には、これを売却した場合、その企業の株が市場に出回ることになるために、株価が大きく変動したり、売却に制限があったりという事があるのです。

このように株銘柄の資産が固定されているケースなどにおいては、これをエクイティスワップすることによって、自社株を売ることなく利益を出すことが可能になるのです。